特別インタビュー

2008-10-13 Mon

青木義人/エイベックス・プランニング&デベロップメント代表取締役社長

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日本から世界クラスのスターを育てたい。

avex WORLD AUDITION2008の運営会社でもある、エイベックス・プランニング&デベロップメントの青木社長にオーディションの開催にあたって、インタビューを実施しました。

インタビュー

--まず、今回のオーディションの実施経緯と目的を聞かせて下さい。
「過去を含め現在もエンタテイメント界においてイチローや松井選手のような世界で活躍するスターが出ていません。私たちは今までJ-POPとダンスミュージックを起点に、日本の音楽業界をリードし続けてきましたが、やはりエンタテイメント界にも世界クラスのスターを育てたいと思い、今回このような世界的なオーディションを行なうことになりました」
 
--日本のエンタテイメント界も新たなステージに差し掛かっているということですね。このオーディションではどのような人材を募集しているのですか?
「まず、今回このオーティションは“アーティスト”、“女優・俳優”、“モデル”、“ダンス”、“作曲家”の5部門に分かれていて、それぞれの分野で“世界的に活躍できるエンタテイナー”を募集しています。グランプリ受賞者には、それぞれエイベックスとの専属契約が約束され、CDデビューはもちろん、さまざまな分野においてワールドワイドな活躍を目指せるように強力なバックアップを約束しています。沢山の人達にこのチャンスを是非活かして欲しいですね」

--今回はダンサーも募集しているのですね。
「はい。若者を中心に、ダンス人気はすっかり定着し、裾野は広がり続けています。ただ、ダンサーとしてその先も活動していけるだけのマーケットが成熟していません。私たちは、現在、「avex Dance Master」という日本最大のダンス・プログラムを展開しており、ダンサーの育成システムの明確化、インストラクターとしての活躍の場の提供を通して、ダンス文化の発展に寄与しています」

--ダンス部門は「The 1st avex Dance Master Cup」というコンテストの形ですね?
「ダンサーをひとりひとりオーディションするというよりは、チームで活動している人も多いので、コンテスト形式にして、ユニットで応募できるようにしました」

--今回は世界オーディションということで外国の方からも応募が期待されますが、日本のエンタテイメント界、「ここが素晴らしい!」というポイントはありますか?
「この業界、才能があっても“環境”が整っていなければ、売れるものも売れなかったりするのが現状です。しかし日本のマーケットはあらゆる面で世界に誇れる環境があると思っています。だからこそサポートする側も万全の体勢でサポートできるのです。現在は人材の発掘のみならず、育成においても注力しており、エンタテイメントの育成機関である、エイベックス・アーティスト・アカデミーにおいて強力にサポートをしていきます。例えば、今年弊社の20周年を機に満を持してデビューしたGIRL NEXT DOORは、元々ダンサーとして活動をしていたのですが、入校後、レッスンを重ねることで、ヴォーカリストとしての才能が見出され、今年9月にアーティストとしてデビューが決定しました。これも偏に、環境、そしてサポート体勢が万全だからこそ、夢を現実にできるのです」
 
--最後に応募者に向けて一言お願いします。
「過去このようなオーティションを数々主催し、様々な人達を見てきましたが、自分では気付かない才能を持っている人が多く見られます。自分ひとりで限界を決めないでください。どんな人でも必ず才能は存在するのです。」